「…馬渕…俊介くんだよね?」

そのとき突然、誰かに声を書けられた。

喪服を着て、目を真っ赤に腫らした女の人が立っていた。


「私、七葉の母親です…これね、七葉が書いたみたいなの…馬渕くんに宛てられたものみたいだから、読んであげてくれる??」


そういうと、その人は1枚の封筒を差し出してきた。


「…ありがとう…ございます」


七葉から、俺に…


また、罪悪感が沸き起こってくる。


俺のせいで、七葉はこれを書くことになったんだと思う…