次の日の夜。


重い身体を引きずって、俺は七葉のお通夜に出掛けた。

俺が行く資格は果たしてあるのだろうか。

でも、七葉とちゃんとお別れしたかったし、遺影の前で謝っておきたかった。



会場に着くと、クラスメイトのほとんどは目を赤くしていた。


結莉のときとは大違いだ。
あいつのときは泣いている人なんてほとんどいなかった。

まあ、あいつは仕方ない。
嫌われていたし、いじめられていたから当然だ。