私は後ろのドアも試してみたけど、中から鍵がかかっている。 先生、まだかな… どのくらい待っただろう。 足音とともに英語の先生がやってきた。 「松原さん?」 「あ、」 「なぜ教室に入らないんだ?」 「ドアが開かなくて…」 私は正直に説明した。