呪いの血文字~少女の復讐~





でも、でも…

これまでの俊介と過ごした時間が蘇る。

これからも、ずっとそばにいたかったのに…


だから、伸行とのことも、黙ってたのに…

じゃあ、どっちにしろあたしと俊介は一緒にいられなかったってこと?

そういう、運命だったの?

嫌だ…嫌だ…!!!

「…俊介、行かないでよぉぉぉぉぉ!!!嫌だ…もう、全部嫌、嫌ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


叫びながら教室を飛び出した。

周りの目なんか気にならない。


ゴツン


眩暈のせいでフラフラし、壁に頭をぶつけた。

また、痛む。


何もかも、全部、嫌…


全てを元に戻したい。

でも、もう遅いの___