呪いの血文字~少女の復讐~




ズキン___

なぜか、ぶつけた所が痛んだ。

めまいもその一瞬でひどくなり、視界がくらんだ。

それだけ、ショックだったのだ。

もう、俊介と一緒にいられない…


「…なんで…?」

琉華がゆっくりと聞いた。

「…自分たちで考えてみろよ。じゃあな」

それだけ言うと、俊介はさっさと教室を出ていってしまった。


「…待てよ!!」

伸行の声にも振り返らなかった。