呪いの血文字~少女の復讐~


「うわ、来たよ」

「戻ってこなくていいのにね〜!」

「ほんとほんと」

…ひどいよ。

もうすぐ授業始まるのに…
私はそこに立ち尽くすしかなかった。

でも、先生が来たら向こうだって開けざるを得ないんだし。

大丈夫だよね…。


だけど私は、大事な事を忘れていた。

英語の先生は、いつもチャイムから数分遅れて来ることが多い。

それだと、私はチャイムが鳴ってすぐ入る事が出来ない。

先生、今日は早く来て…