「とにかく今は寝直しなさい」

お母さんに促されて、部屋に戻る。

時計を見たらまだ2時だった。

うそ…

また、寝なきゃいけないの…


寝れるわけないじゃん。


あたし、病気かもしれないのに…


まだ頭も痛い。


「…結莉っ…いや…」


これが、呪い?


これが、見返り?


だとしたら、全部あたしのせい。


「結莉…もう…許して…ごめん…」


ベッドの上で1人呟いた。


『ゴメンデスムトオモウナヨ…』


どこかから声が聞こえた気がした。

きっと結莉の声。