「七葉、落ち着いて…

でも、これは夢遊病かしら…」


お母さんはあたしの頭を撫でながら言った。

「ムユウビョウって、なに…」


しゃくり上げながら聞いた。


「寝てるときに、無意識に立ち歩いたりする病気よ…」


「…病気…」


そうか、病気なんだ…


これが、結莉の呪い…?!


「嫌…っ、」



「でも、もうしばらく様子を見ましょう?」


「…うん…」