呪いの血文字~少女の復讐~



「馬鹿じゃないの?!保健室のときはね、伸行が告るってなったから、あたしはちょっと消えてただけ。

だって、あたしが夢に出てきた後に告られてもそれどころじゃなくなるでしょ?!

それだとさ、あたしも困るんだよね。七葉がちゃんと告白されて、あんたが困るの見たかったからさ!」


…そんな。


確かに結莉の言う通り、結莉を夢で見た後に告白されても、ろくに返事もできないし、告白のことで困る事もなかったと思う。

でも…


「でも、その日の夜も、」


「ちょっと油断させただけだけど〜?それに、もうちょっと悩んで欲しかったから〜!」


「…そ、、んな…」