それでも、きみを。





「ううん、そんなことないよ。」

「島野先輩、何でですか。ここは県でもレベル高いとこですし、中等部からの人もいるじゃないですか。」

「そうだね、三田高吹奏楽部は確かに上手い部類にはくくられてる。でも、その名前を引き続けていくには凄い努力をしなくてはいけない。そのためには初心者はもちろん、経験者が入部してくれることは、プラスになるから。」

先輩の言葉からは、引き続いてきた重みと誇りが感じられた。

この人たちは、上手いところの人は、やっぱり真剣なんだな。

蒼乃も一緒のことを思ったみたい。