あなたと過ごした日々

同時に神都から『ひっ』という小さな悲鳴が漏れた。





そっちこそ、男に見えないくせに。




『…全ぶっ』




言い終わらないうちに、手元にあったティッシュを箱ごと投げた。




よし、命中。





心の中で小さくガッツポーズ。




『何すんだブス!』




「うるさい、言われなくても自覚してますぅ」




べーっと舌を出して言い返すと、何言ってんだコイツ、みたいな顔をされた。








……何よ、その顔は。