あなたと過ごした日々

「…何よ」



あからさまに不機嫌という声色で返せば、神都の身体がビクッと跳ねた。





以前一度だけ、お母さんに「寝起きのアンタは怖すぎるから近寄りたくないわ」と言われたことがある。




自覚はなかったけど、今の神都の反応からすると事実ではあるらしい。






………失礼な。





『お前本当に女かよ…』








ボソッと聞こえた呟きに、ゆっくりと自身の体を起こした。






そしてすること…言うことといえば、1つ。







「私のどこが男に見えるの?」






ニッコリ、笑って問う。