零くんとの思い出を思い出しているといつの間にか涙が流れていた。

ネックレスの飾りに涙が一滴落ちた。
ピンク色のハートがついた綺麗なネックレス。
どんどん涙が流れていって座り込んで泣いてしまった。

だめ。零くんが起きちゃう。
泣き止んで。早く。早く。
心の中でそう言い聞かせても涙は止まってくれない。

そのとき零くんの好きな人のことを話したときの顔が浮かんだ。
そうだ。零くんには好きな人がいるんだ。
今日帰ってしまったらもうここに来ることはない。

そう思うと涙が止まった。
急いで涙を拭き目を冷やす。
目の腫れが治まったのを確認してベットに戻る

零くんはまだぐっすりと眠っていて最後だからと思い私は頬にキスをした。
ありったけの゙好き"の気持ちを込めて

そしてベットに入り眠りについた。