20XX年6月18日。天気‐雨‐。

都内の病院で、1人の少女が生まれた。

名前は‐絢‐。
可愛らしい笑顔の、少女だった。

だが、少女が笑う度に
空は曇っていき雨が降った。

そんな少女を愛してくれる人などいなかった。

少女は、誰からも愛されず生きた。
1人で。 懸命に生きた。


少女は雨の中、今日も
満面の笑みを浮かべています。