キミはまるで海のようで

「またまた、告白ですかー、イケメンは大変ですねぇ」



教室に入ると、圭介があきれ顔で言ってきた



「おい、早く部活いくぞ」


さっきもらった紙切れを無造作にカバンにつっこむ。どうせ、見ないし…。荷物をとって、俺は立ち上がった。相川はもういない

はいはい、と圭介がついてくる。



そういや、相川は部活何なのかな……
運動部っぽいかな


「なぁ、お前好きな人本当にいないの?」


相川のこと考えていたら、いきなり圭介が聞いてきて、俺はびっくりして圭介の方を見てしまった


ん?と圭介がその反応を見逃さずなあやしげに笑った


「お前さ今、女のこと考えてただろ?」


こいつ、妙なときだけ妙に鋭いんだよな。



「そうだよ」

俺は素直に言った。相川のこと考えてたよ、俺。なんでだろうな


そのとき、教室にシューズを忘れたのに気づいた

「あ、俺、バッシュ忘れたわ。圭介先に行ってて」


「あー!つっこむ前に逃げたぁ!あとで聞かせろよ」



俺は圭介の言葉を聞かないふりして走った