準備を終えた私たち。 そっと、聖が近づいて来た。 「自分がもう無理だって思ったら、 辞めていいから。 側にいるから、何でもすぐに言え… 分かったな…? それが、今回の仕事の条件だ。 そして、約束してほしい。 危険な仕事はこれで最後にしろ… お前を失ってしまいそうで不安なんだ… わかってほしい」 私を抱き締めながら話す聖。 私はそっと頷いた。