式場へつくと、皆が振り返る。


そして、赤いカーペットまでゆっくりと進むと
白いタキシードを着た聖がいた。




「シオン……」
 
聖に名前を呼ばれて、何だかくすぐったい感じがした。    

「聖……」







二人で赤いカーペットの上を歩いた。
 
今まで起きたこと、これこら起こるかもしれない
様々なことを考えながら、ゆっくりと進んでいった。