もう一度…

(危ない…今少しでも行動を躊躇すれば、
シオンは確実にやられる。)

そんな気がした。 

俺達は車に乗り込み、寺へと急いだ。


俺は、車の中でもシオンを離さなかった。
いや…離せなかったんだ…

シオンが8歳の時に別れてから、一度も会えてなかった。
ずっと会いたかった。

この10年間、ずっと思っていたこと
それは…

”シオンが無事でありますように”

ただそれだけを願っていた。
毎日、毎日。