もう一度…

男の子だ、、、

花壇に座り、何かを訴えたそうにこっちをみていた。
私は、男の子に近づいた。



「こんにちは!こんなところでどうしたの?」

男の子は何も答えない。
きっと不思議なんだろう。

「フフっ。大丈夫だよ!
私はなにもしないから。きっと今、"何でこの人は僕が見えるの?"って思ってる?」

男の子は頷いた。

「どうしてかは分からないけど、小さいときから私にはあなた達の姿が見えちゃうの。
答えになってないけどね。」