【短編】スキキライダイスキ

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「蕾ー?調子は?」

車の中、何度となく繰り返される質問に私は笑って答えた。

「大丈夫だよ、お母さん」

「見てー蕾!携帯に眠ってた中学の写真!」

小梅が私に画面を見せてくる。

テニスの大会の日に撮った写真だ。

「うわ懐かし」

「てか蕾ちゃん焼けてるねー」

日向も物珍しそうに覗き込む。

「あのとき本当テニスバカだったもんね蕾」

お姉ちゃんは助手席からニヤニヤ笑いを私に向けてきた。

「バカじゃないし」

偏差値それなりにあるし。

なんて膨れていると、

「ついた!」

お母さんが叫んだ。