しかし、その幸せというものは本当に一瞬のものでしかないわけで。 「痛い痛い痛いっ!!」 私の朝は、身体の痛みからいつも始まるのである。 今日は右の二の腕に強烈な痛みが走る。 しかしそれは病気だとか怪我だとかによるものではなく、人為的なものであることを私は知っている。 あまりの痛さに私は飛び起きた。 そう。 私の朝は、平和に始まらないのである。 いつもいつも壊されるのだ。 とある少年によって。