でもやっぱり。 暗闇の中、誰もいない公園に一人残された状態だと、得体の知れない不安というものは容赦なく襲ってくるわけで。 「……ちょっと、怖いかも」 再びその場でしゃがみこむ。 友達とはしゃいでいた賑やかな時間とは打って変わって静かな時間が怖かった。 帰らなければならないのはわかっていたけれど、その恐怖のせいで脚が言うことを聞かず、身動きが取れなかった。