~嘘のhappy end story~

「大体、俺好きな奴いるし」

えっ??ナニソレ

「本当に!?マジでいんの??」
「何でそんなに冬花、驚いてんだよ」

「だってあまりにも以外で」

「美夜だって幼なじみの俺じゃ無くて他に好きな奴がいるだろ??」

「う、うん!!
当たり前でしょう!?」

私はとっさに嘘をついた
今まで嘘をたくさんついてきた私なのにこのときの嘘は全く完璧じゃなかった

それよりも嘘をついたときに感じたこの胸の痛みはなんだったの??
この嘘をつくのが辛くなるようなこの痛みは何??


その痛みの意味を考えていた私は気づなやかった

悠が自信がついたように少し笑っていたことに