その先生は、大きな声で大袈裟にハキハキと自己紹介をしはじめた。 「えっと…代わりにきた、松田裕って言います。国語科担当です。」 そう言い終わると緊張がとけたのか、先生の方を見るとさっき階段で見たような笑顔だった。 その後はお決まりの? 先生への質問が集中した。 「何才ですか~?」 「26歳」 (ふ~ん…以外に若いんや。) 「彼女は~?」 「しらん(^。^;)」 その後クラス一斉ブーイング。 まぁ…先生に彼女がいても、いなくても関係ない事。