君に恋していいですか?

美味しい焼き鳥を堪能した二人は、タバコを吸いながらビールを飲んでいた。

「これ飲み終わったら、そろそろ出る?」

薫が時計を見ながら尋ねた。

志信も腕時計を見て答える。

「そうだな…。もういい時間だ。」

(もうこんな時間か…。もう少し一緒にいたいんだけどな…。)

一緒にいると楽しくて、時間が過ぎるのがやけに早くて、別れ際が名残惜しい。

こんな事を思っているのは自分だけなのだろうと思いながら、志信はもう少しだけ薫を引き留める方法はないものかと考える。

(もう少し一緒にいたいって、ちゃんと言えたらいいんだけど…。あ、そうだ。)

「ねぇ卯月さん。」

「何?」