君に恋していいですか?

「ぃよっしゃぁー!!オレの勝ちだぁ!!」

大喜びでガッツポーズをする志信に、ギャラリーから拍手が起こった。

「ウソ…。私、このゲーム誰にも負けた事ないのに…。」

対照的に、薫は呆然として、ガックリ肩を落としている。

「さぁて…どんなお願いしようかなぁ…。」

ニヤリと意地悪く笑う志信に、薫は一抹の不安を覚えた。

(笠松くん…私に何させるつもり…?)



それから二人は焼き鳥屋に入り、ジョッキで生ビールと焼き鳥の盛り合わせを注文した。

「あーあ…。まさか負けるなんて…。」

薫はまだショックから立ち直れない様子でビールを飲んでいる。

「勝負は時の運だからねぇ。」

嬉しそうに笑いながらビールを飲んでいる志信を、薫は恨めしそうに見ている。