サービスルームの2階にあるオフィスへ上がると、薫はマネージャーに話し掛けた。
「いい感じですね。」
「そうだね。卯月さんのアドバイスが、いろいろ役に立ってるよ。」
「お役に立てて何よりです。来月の販促商品の販売目標は軽々達成できそうですね。」
そう言って小さく笑みを浮かべる薫に、マネージャーが苦笑いする。
「ハードル上げないでくれよ。」
「期待してます。それじゃ、私はそろそろ本社に戻りますけど…何かついでがあれば。」
「じゃあこれ、頼むよ。今朝の巡回に間に合わなかったんだ。」
「わかりました。」
書類の入った封筒をマネージャーから受け取ると、薫は鞄を持ち、スタッフに挨拶をしてSSを後にした。
社用車を運転しながらタバコに火をつけ、信号待ちで缶コーヒーのタブを開けて口をつける。
(新入社員は素直でいいなぁ…。私にもあんな頃が…あったっけ…?いや、なかった…?)
「いい感じですね。」
「そうだね。卯月さんのアドバイスが、いろいろ役に立ってるよ。」
「お役に立てて何よりです。来月の販促商品の販売目標は軽々達成できそうですね。」
そう言って小さく笑みを浮かべる薫に、マネージャーが苦笑いする。
「ハードル上げないでくれよ。」
「期待してます。それじゃ、私はそろそろ本社に戻りますけど…何かついでがあれば。」
「じゃあこれ、頼むよ。今朝の巡回に間に合わなかったんだ。」
「わかりました。」
書類の入った封筒をマネージャーから受け取ると、薫は鞄を持ち、スタッフに挨拶をしてSSを後にした。
社用車を運転しながらタバコに火をつけ、信号待ちで缶コーヒーのタブを開けて口をつける。
(新入社員は素直でいいなぁ…。私にもあんな頃が…あったっけ…?いや、なかった…?)



