君に恋していいですか?

窓の外はすっかり暗くなった。

随分悩んで、何度も書き直して、やっとの思いで薫への手紙を書き上げた。

志信はタバコに火をつけて、冷めきったコーヒーを飲み干した。

(問題は、いつどこで渡すか…だな。)

とりあえず、謝るなら早い方がいい。

何日も放っておいたら、どんどん気まずくなっていくような気がする。

謝るだけ謝って、プレゼントと手紙は別の日に渡すのがいいのか、それとも“ごめん”と謝って渡せばいいのか。

社内の人間の目を考えると、会社で渡すのは難しい。

社外で渡すとすれば、いつどこで渡すべきだろう?

(会社の帰り?でもそれだと明後日の夕方まで渡せないんだよな。先にメールで謝って…。)

タバコを吸いながら志信は思いを巡らせる。

志信は灰皿の上にタバコを揉み消し、手紙をネックレスの入った紙袋に入れて立ち上がった。

(まどろっこしい事はやめた。ちゃんと顔見て謝って、気持ちを伝えよう。)