君に恋していいですか?

少し近付いたと思えば、また遠ざけられる。

もう何度、その寂しさを味わっただろう?

(オレの事、迷惑なのかな…。)

好きになるほど遠ざけられるような気がして、胸が痛くて仕方がない。

(どっちにしても迷惑がられるなら、せめて自分の気持ちくらいは伝えて玉砕するのか…。それとも少しでも一緒にいられるように、このまま…ただの同期のふりしてるのか…。)

志信は時おり切なさに痛む胸を押さえ、ぐるぐると思いを巡らせながら、重い足取りで家路についた。