君に恋していいですか?

そう言いながら志信は、薫の誕生日がわかればさっきのネックレスをプレゼントできるかもと思い、この流れで尋ねてみる事にした。

「卯月さんの誕生日は?」

「私はもう過ぎた。5月15日だから。」

志信は内心ガッカリしながら、なんでもない顔で会話を続けた。

「ああ…だから、薫って名前なんだ。」

「そうみたい。笠松くんは?」

薫が少しでも自分の事を知ろうとしてくれたのが嬉しくて、志信は微笑んだ。

「オレはまだ先だな…。2月8日だから。」

「笠松くん…まだ20代なんだね…。」

「でも同じ歳だよ。」

「20代と30代だと、なんか同じ歳とは思えないような気がする。」

「そうかな…。」

(なんかガキって言われたみたいで複雑…。)