君に恋していいですか?

「それじゃ始めようか。」

それぞれにグラスを持ち、乾杯をした。

「長野さん、誕生日おめでとう!!」

「おめでとう、長野さん。」

「ありがとうございます!!」

嬉しそうに笑う梨花を見て、薫も微笑んだ。

「結局、長野さんは何も手伝わなかったね。」

志信がビールを飲みながら呟くと、梨花は少しバツの悪そうな顔で答える。

「だって…あんまり料理得意じゃないし、邪魔しちゃ悪いかなぁって…。」

(邪魔って…どっちの意味だ?オレと卯月さんの邪魔しないようにしてたのか?!)

「いいよ、今日の主役は長野さんだからね。」

薫は気にも留めない風にそう言って、取り皿を志信と梨花に手渡した。

「卯月さんって、本当に優しいですねぇ。お料理上手だし…スタイルはいいし…憧れます!!」

「そんなに誉めても何も出ないからね。」

「本音ですよ。」