君に恋していいですか?

(はぁ、かわいい…。手ぇ繋いで買い物したい…。ホントにオレの彼女になればいいのに…。そんで、いつかは奥さんに…とか…。)

志信はいつかはそんな日が来るといいなと思いを馳せる。

さっきまでの気まずさが嘘のように、薫と志信は仲良くメニューの相談をしながら食材を買ってスーパーを後にした。




「あっ!卯月さん、笠松さん!」

食材の入った袋を下げてスーパーを出ると、ケーキ屋の前で梨花が手を振って待っていた。

「決まった?」

「ハイ、これがいいです!!」

梨花は嬉しそうに、フルーツのたっぷり乗った生クリームのホールケーキを指差した。

「大きいな…。3人で食べきれるか?」

「甘い物は別腹です!!」

「いや…別腹にもほどがあるだろ?」