君に恋していいですか?

「別に…。もしかしたら私はお邪魔なんじゃないかなぁと思っただけ。」

志信の気持ちも知らずにそんな事を言う薫に腹が立って、志信は奥歯をギリッと噛みしめた。

「なんだよそれ…。オレ、代金払ったら帰ろうか?」

薫が驚いて志信の顔を見た。

「なんで?」

「そういう風に思われるのが気に入らないだけだよ。」

志信が不機嫌そうにハッキリと言い切ると、薫はうつむいて目を伏せた。

「……ごめん。」

「いいよ、もう帰る。金は払うから、後は二人でやって。」

志信が財布を出そうとすると、薫が志信の腕を掴んでそれを制した。

「待ってよ、悪かったってば。笠松くんの好きな物作るから、機嫌直して。」