君に恋していいですか?

スーパーの手前で、梨花はケーキをじっくり選びたいと一人で隣のケーキ屋に行き、食材は薫と志信の二人で買い物する事になった。

(長野さん、これはもしかして気を利かせたつもりか?急に二人きりにされたら、昨日の事もあるし緊張する…。)

志信がカートを押しながら、食材を選んでいる薫の後ろ姿を見つめていると、不意に薫が振り返って尋ねた。

「笠松くん、何か苦手な物ある?」

「いや…特にないよ。」

(君が作った物なら嫌いだろうが焦げてようがなんでも食べます!!)

「何か食べたい物ある?」

(卯月さん……って、アホかオレは?!)

心の声が聞こえていたらソッコーで殴られそうだと思いながら、志信は食べたい物を考えるふりをした。