君に恋していいですか?

「梨花、卯月さんの手料理が食べたいです!!」

「えぇっ?!」

(突然何を言い出すの?!)

「笠松さんに食材とケーキ買ってもらって、卯月さんにお料理してもらって…3人でパーティーしましょう!!ね、いいですよね、笠松さん!!」

(ええっ…なんでそうなるの?!)

梨花の目配せに気付き、志信は大きくうなずいた。

「うん、たまには家飲みもいいね。オレはいいけど…卯月さんは?」

(断らないで!!)

志信が心の中で手を合わせると、薫はサラダをつつきながら顔を上げずに答える。

「手料理って…私、期待されるほど料理うまくないよ。」

「いいんですよぅ、梨花は卯月さんの手料理が食べたいんです!!それにそういうホームパーティーみたいなの、最近してもらってないから新鮮でいいなって。ねっ、卯月さん、お願いします!!」

甘え上手な梨花の頼みを断りきれず、薫は仕方なくうなずいた。

「まぁ…いいけど…。あまり期待はしないでよ?」

「やったぁ、嬉しい!!」

大喜びする梨花に、志信はハイタッチをしたい衝動を抑えながら、心の中で叫んだ。

(長野さん、グッジョブ!!)