『きぁぁ!勾欄の皆様の近くだわぁ!ぜひぃ私を姫にしてくださぁい♡』

「うせろ」

「静夜の言う通りだよ~!…キモいよ?」


チッ。姫なんてこっちから願い下げなのにこんなこと言われなきゃいけないんだ


皆さんこんちには!
私は間城奏 マシロカナデ
訳あって、今日転校してきたこいつら“勾欄 コウラン“に媚びをうっている。

あ、私は警察なんだ!
皆には秘密だけどね
ある仕事で勾欄に潜入調査しなきゃいけないんだ。


なんで私がこんなことをしなきゃいけなくなったのか、それはさかのぼること4日前……────