「芽生ちゃんの様子はどう?」
「まだ起きない。」
「そう。芽生ちゃんのお母さんには電話しといたから目が覚め次第迎えに来るって。」
「そっか。」
芽生の母さんにも謝らなきゃな。
俺がいながらこうなってしまったから。
悔しさと申し訳なさと、
芽生が未だに起きない事がいてもたってもいられなかった。
「大丈夫よ。芽生ちゃんは大丈夫。」
「俺・・・・・さ、芽生を守ってると思ってた。でも守られてんの俺なんだ・・・・・よな。」
俺はいつも芽生を助けてるつもりでいた。
幼なじみの視点で、
できる限りの事は全て。
でも違ったんだ。
芽生がいなきゃ俺は脆くて、
今だって気が気じゃない自分がいる。
芽生がいなきゃ、
俺はいつもの俺でいられない。
それは昔からずっと。
「芽生ちゃんはそんな風に思ってないんじゃない?お互いが必要としてる。それでいいのよ。好きなんでしょ?芽生ちゃんの事。」
「・・・・・あぁ。ずっとね。」
母さんはいつから気付いてたんだろう。

