ラストボーイ








「やっと戻ってきた。愁くん何か言う事は?」




「ご、ごめん。」




ふふ、礼ちゃんってばお母さんみたい。


あれ・・・・・?勇志くんがいない。



「礼ちゃん、勇志くんは?」




「二人を探しに行ったんだけど、そろそろ戻るんじゃないかな?」





「えっ、大丈夫かな?あたし見てくるよっ」



探しに行こうとしたけど、
愁ちゃんに止められて断念した。


代わりに愁ちゃんが探しに行ってくれる事になった。





「あの、黄瀬さん今日はごめんね?」




「・・・・・」



怒るのも無理ないよね。

協力するどころがあたしのせいで、
今日は全然愁ちゃんといれなかっただろうし。




「それより芽生、大丈夫だった?」





「うんっ・・・・!大した事じゃなかったから良かった。」





「そっか!あ!戻ってきたよ。」




勇志くんにも謝らなきゃっ!



あたしは立ち上がって二人の元に走った。







あ、あれ・・・・・。


何かふらふらする。頭が重たい。






愁ちゃんと勇志くんの姿がぼやけてきた。



あたしどうしちゃったんだろ・・・。

駄目だっ・・・体に力が入んな・・・・・い・・・・・。






あたしはそこで意識を失った。




まるで水の中にいて、
外からあたしの名前を誰かが呼んでるような気がした。