ラストボーイ








今度は愁ちゃんがあたしの顔を挟んで、
愁ちゃんのおでことあたしのおでこがぴったりくっついてる状態。






ち、近くないですかっ?!





「しゅ、愁ちゃんっ!近いっ!」





「近いねだいぶ」




い、いや、そうじゃなくて離れて?!




「ドキドキしてんの?」




「ち、ちがっ」




「はは、冗談っ!」




もうっ。あたしで遊ばないでよ。





でもあんなに近いとさすがにドキドキした。

ずっと目逸らさないしっ・・・。
見事にからかわれたっ。うぅ・・・・・。





「戻るか。」




「うんっ!皆心配してたよっ!」




あたしと愁ちゃんは来た道を戻った。




ちゃんと話せて良かった・・・。

いつも通りの愁ちゃんに戻ってくれた。




やっぱり隣には愁ちゃんがいなきゃ。



これから先、明日も明後日も1年後も、
ずっと隣に愁ちゃんがいますように。








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「俺の出る幕なし・・・・か。」





薄々気付いてた。


愁が芽生ちゃんを好きって事に。





あいつが芽生ちゃんを見る目は、
幼なじみだからとか、そんなんじゃない。





俺と同じだからよく分かるんだ。







なぁ、愁。







どんな結果であっても、

俺らずっと友達だよな?









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