「逆に芽生は嫌じゃないの?」
「ん?何が?」
「俺が黄瀬とばっか遊んでたり」
確かにちょっと寂しいかも。
拗ねるまではいかないけど、いつも隣にいるからいない事に違和感っていうか。
でも愁ちゃんは気付いてないだろうけど、
黄瀬さんは愁ちゃんが好きだから・・・。
それに協力するって言っちゃったあたしもいるし、
仕方ないなって思うかな・・・。
愁ちゃんには言えないけど。
「ちょっと寂しいかも。」
「ちょっと?」
「いつも愁ちゃんがいるから、何か隣にいないと違和感っていうか・・・寂しい?かも。」
「寂しいだけ?」
「うん・・・ど、どうしたの愁ちゃん?」
愁ちゃんは怒ってるんじゃない。
でもどうしてそんな悲しそうに笑うの?
どうしてそんな顔をするの?
「俺はすげぇムカムカするかも」
「ムカムカ?今日みたいに・・・?」
「ん」
短い返事。まだ拗ねてるのかな。
でも愁ちゃんがあたしを大事に思ってくれてる事が素直に嬉しかった。
その時だけは愁ちゃんが小さく見えて、
思わず抱きしめてあげたいくらいに可愛く思えた。
「愁ちゃん仲直りっ!」
あたしは愁ちゃんの顔を両手で挟んで、
無理矢理あたしの方に向けた。
「次はちゃんと言ってね?いつも心配かけてごめんねっ?でもあたしも愁ちゃんいなきゃ楽しくないからね?!」
「・・・・・」
あ、あのっ・・・愁ちゃん?
愁ちゃんは黙ってあたしの顔を見たまんま口を開かない。
やっぱりまだ納得してない・・・・・の??
「・・・しゅ、愁ちゃん??」

