ラストボーイ







「芽生待ってて!何か買ってくるから」




「・・・うんありがと礼ちゃん。」




皆は食べる物を調達しに行った。
あたしは気分が乗らない。



愁ちゃんの事が気がかりで、
あたし達だけ楽しめないよっ・・・。






「芽生ちゃん」




「勇志くん・・・。行かなかったの?」




「1人だと危ないし見ててって木内がね。」




「そっか。ごめんね。」




皆にも気使わせちゃって、
愁ちゃんは戻ってこないし楽しくない。


さっきまであんな騒いでたのに。

あたし何をしたんだろ。




「愁の事気になる?」




「あたし何かしたのかな。愁ちゃん何か怒ってるから・・・。」





心当たりが全くないから、
考えれば考えるだけモヤモヤする。

自覚してないんだもん。最低だ。





「大丈夫だよ。時間が経てばケロッとしてる」




勇志くんはそう言ってくれたけど、
あたしはそうは思えなかった。





あんな愁ちゃんを見たのは初めてだったから。



愁ちゃんはいつも優しくて、
あたしには怒ったりなんか今までした事がなかった。




あたしが頼りすぎたから?





ねぇ愁ちゃん、ちゃんと話がしたいよ。