ラストボーイ












「あ、雪‥‥。」




空からは真っ白な雪がゆっくりと、

地面に跡を残して落ちていく。







「ホワイトクリスマスだねっ愁ちゃんっ」





「ん」






そうだ!プレゼント‥‥!


あたしは手に持っていた紙袋を愁ちゃんに差し出した。









「メリークリスマス愁ちゃん。」





愁ちゃんは受け取ると、
「ありがと」と言って開けようとはしない。






「開けてみてっ!」






「いま?」





「いーまっ!!ほら早くっ!」





綺麗にラッピングされた包装を取ると、
あたしが選んだ紺色のマフラーを手に取った愁ちゃん。








「首元ね、寒そうだったから愁ちゃんに似合うと思って。」







そう言って愁ちゃんの手からマフラーを取り、
背伸びしなきゃ届かない愁ちゃんの首にかけてあげた。







「ほらっやっぱり似合う♪」






「芽生」






「へ‥‥?」






気付いた時には、
あたしの唇に暖かい感触があって、
愁ちゃんの顔が目の前にあった。