ラストボーイ











気付いたらあたしは叫んでて、
声を荒らげたあたしに驚いたクラスメイトは掛け声をやめた。







「芽生ちゃん、何の騒ぎ?大丈夫?」





騒ぎを聞いたのか、
勇志くんと愁ちゃんがあたしを囲む人達を割って入る。






え?って顔をしたクラスメイト達と、
相変わらず知らん顔した礼ちゃん。




なんでだろう。すごい喉の奥が熱い。

全て吐き出したいような、
叫びたくなるような不思議な気持ち。








「あたし確かに裏切られたよ。」





あたしの言葉に「でしょ?もっと言っちゃえ!」とか、
「いいぞ~!」とかクラスの子達は一斉に礼ちゃんを見た。







裏切られた。それは事実。


みんなが言うように礼ちゃんは、
あたしだけじゃない、勇志くんも愁ちゃんも裏切った張本人だよ。





こんな騒ぎになっても、
なにも言わない礼ちゃんに腹が立つ。


あたしの存在なんて、
まるでないかのように見ようともしない礼ちゃんに腹が立つよ。










だけど