ラストボーイ














「ず、ずるいよっ!あたしが先に言おうと思ってたんだからっ!!いっつもいいとこ取りするんだもん。」












黙ってあたしの話を聞いている愁ちゃんが、
今どんな顔をしているか分からないけど、
今日まで静かに溜めてきた気持ちが溢れ出して止まらない。













「愁ちゃんは絶対帰って来るって‥‥

あたし信じてたよちゃんと。そしたら本当に帰ってきた。









それから毎日一緒に学校に行ったり、

あたしが困った時はいつも愁ちゃんが助けてくれて、

やっぱり‥‥‥‥愁ちゃんがいなきゃダメなんだなって。










幼なじみ‥‥‥‥だからだと思ってた。








だけどっ‥‥しゅ、愁ちゃんが、
他の子と仲良くしてたり‥‥ほ、ほらっ!





黄瀬さん‥‥の事とか‥‥、

何かモヤモヤしたりしちゃって。










あたしね、
どんな人混みでも愁ちゃんの事すぐ見つけられるの。






いつも頭の中に愁ちゃんがいるの。」










いつもの何倍喋ったか分からない。


だけど伝えずにはいられなかったから。













愁ちゃん、あたしね・・・・・