ラストボーイ










多分ずっと前から。








どんな人混みでも、
真っ先に愁ちゃんを見つけられるの。






あたしの目は、

いつも愁ちゃんを探してる。






小さい時からずっと。






側にいれたらいいと思ってた。

愁ちゃんが日本に帰ってきてからは、
ただそれだけでいいって思ってたのに…。








だけど愁ちゃんが離れてから、
あたしは泣いてばっかで探してばっかで、
愁ちゃんの隣に別の子がいるだけで嫌になった。







本当は愁ちゃんと話したい。



もっと沢山話したい。





もっと触れて欲しい。


あたしも愁ちゃんに触れたい。









あの日愁ちゃんがあたしにしたキスが、

どんな意味を持つのかあたしは知らない。






だけどあたしはっ…






後悔したくない。


失いたくない。







今この瞬間は今しかないから…。





あたしにとって…最高の夏にっ!