「後夜祭の花火、一緒に見ない?」
え……。
突然で放心状態になったあたしを、
勇志くんは「時間あったらでいいから。」と付け足しをした。
勇志くんに告られてから、
二人きりになる事を出来るだけ避けてきた。
返事をしなきゃいけなくなるから。
そのままにしとく方が最低だけど、
傷付けるのが嫌で…友達じゃなくなりそうで怖い。
「勇志、芽生の事好きなんだってさ。」
突然そんな事を言う愁ちゃんに驚いた。
まさか知ってるなんて思ってなかった…。
「で、芽生はどうなの?」
「あたしは……。」
見かねた愁ちゃんは笑いながらあたしにこう言った。
「さっきの歌、なんか笑えるよな。」
その後ろ姿はやっぱりあたしを締め付ける。
やっぱりあたし、
愁ちゃんが好きなんだ…。

