ラストボーイ









看板になると宣言した愁ちゃんは、

言葉の通り看板になった。







「‥‥確かに看板かも?」






「でも誰がそんな酷い事してんだか。芽生、心当たりないの?」







疑いたくはないけど、
あるとすれば‥‥黄瀬さんしか思い付かない。



きっとあの時あたしを嫌いになったはずだし。







「‥‥にしても、愁くんの看板効果凄いわね。ほっとんど女ばっか!!」






そう言われてみると確かに女子率高いかも。







愁ちゃんは正門の前で、
ただひたすらパンフレットを配ってるだけ。



‥‥だけなのに看板になっちゃってるよ。







「礼ちゃん、ごめんっ!あたしまだやる事があるのっ。後で時間あったら回ろ?」







「分かった!頑張って。また後でね!」








愁ちゃんも頑張ってくれてるし、
あたしも実行委員として働かなきゃ!!