教室にはあたしと愁ちゃんの2人。
愁ちゃん‥‥‥きっと全て聞いてたんだよね。
だけど、愁ちゃんも黄瀬さんも、
付き合ってないなんて‥‥だって‥‥キス‥‥。
あたしは疑問に思ってる事を、
素直に聞いてみる事にした。
「愁ちゃん付き合ってなかったの?」
愁ちゃんは側にあった机の上に座ると、
軽くあたしを見た後「あぁ。」とだけ言った。
「でも‥‥‥‥っ。」
言葉に詰まってその先が言えない。
だって愁ちゃんは‥‥あたしにもした‥‥。
口を開いたのは愁ちゃんだった。
だけどそれは残酷で、
あたしの胸に痛い程突き刺さった。
「‥‥キスなんか誰だってするだろ。誰にだって出来るし大して意味なんか‥‥」
パチンッ。

