ラストボーイ











今日は年に一度一泊二日の校外学習。

修学旅行気分で周りは朝からテンションが高い。






良かった‥‥ジャージの人結構いる。



動きやすい服装って言われたけど、
登山だし‥‥足はなるべく出さない方がいいのか色々考えちゃって自信無かったんだよね‥‥。







「愁ーっ!おはよ♪」






あ‥‥。愁ちゃん‥‥と黄瀬さん。




仲良さそうに話してる2人。
ポケットに手を入れてだるそうな立ち姿は何だか懐かしくて自然とあたしの顔も緩んだ。






その後クラス毎に集まって、
点呼を取ってあたしと礼ちゃんはバスに乗り込んだ。






「芽生、窓際にしな?車酔いとか心配だし。」






「ありがと!荷物上に上げちゃうね!」





荷物を上に置こうとしてふと窓に目がいった。


隣には愁ちゃんのクラスのバスが停っていて、
黄瀬さんと2人で座っていた。






「芽生?」






「あっ、あぁごめんねっ。今やる!」





窓越しに見る2人の姿は、

付き合いたてのカップルそのもので、

たまに見せる愁ちゃんの笑顔にあたしの胸が締め付けられるのはどうしてだろう‥‥。