ラストボーイ









「ねぇねぇ黄瀬さんって愁くんと付き合ってんの?!」





教室に向かおうとしたら、
廊下で立ち話をしてる黄瀬さんとそのお友達。






愁ちゃんの名前に過剰に反応してしまうあたしは、
足早にそこを通り過ぎようとした。






「え~バレてた?実はねっ!」




まるであたしに聞こえるように発した大きな声であたしはつい足を止めてしまった。





付き合ったんだ‥‥。






「今日もデートなのっ♪愁ってば結構積極的で‥‥」





その後黄瀬さんが何を言ったかは分からない。
聞きたくなかった。




何でこんなモヤモヤするの?

愁ちゃんが笑ってればそれでいいと思ったのに‥‥胸が痛いよ。







「芽生?帰ろうよっ!」






「あっ、うん‥‥。」





愁ちゃんは黄瀬さんが好きだったのかな。


いつから好きだったんだろう‥‥。

全然そんな感じには見えなかったけど。






応援‥‥してるよ愁ちゃん。